じきにその月の給与明細で知ることになったのですが、研修期間を脱して「トレイニー」という身分になった僕は、時給増とともに服飾手当の名目で月1万5千円の支給も受けることになりました。衝撃的なレクチャーを受けたその日の勤務時間後、E先輩に伴われて館内の購買コーナーを訪れた時はまだ知らないことでしたが。



数種のスポーツ・ブランドの商品をかなり幅広く、また厳選して取り扱っているこのジムの購買コーナーは、従業員に向けてもお客様に向けてもそれなりの割引価格で商品を提供していて、それでもサッカー程度しかやってこなかった僕には、どれも意外と高いんだなと思えました。たとえばスピードやアリーナの競泳用ビキニは、単色の安いものでも3千円以上でしたし、派手で凝った柄のものは5千円前後でした。と、E先輩はブルーやエンジのそれらをささっと物色しては買い物かごに入れていき、僕が何も言う間もなくレジで会計を済ませてしまいました。



「とりあえず3着。来週からプールでもあたしのお付きになるんだから、これ穿いてくるのよ?」あまりに唐突かつ一方的なことに面食らって僕はなんだかんだしどろもどろに抗弁、あるいは質問しましたが、先輩はいいからいいからプレゼントだからと相手にしてくれません。「なんだったら、服飾手当が出たら返してくれてもいいのよ?でも、その分、ジム用スパッツとビキニを上乗せして買ってくれたほうがあたしとしては嬉しいんだけど」そこで未だ見ぬ服飾手当のことはそれと知れたわけです。が —



僕はショップ袋から取り出して確かめたビキニ — 3着ともSSサイズ — について、なお割り切れない思いで訊きました。普通に考えて自分の適正サイズはM、いってもSサイズだろうと。ですがE先輩が言うには —「Uくんはね、今のところは水着もスパッツ型だし、サッカーやってて太ももが張ってて、それでMあたりを無難に選んでるんだろうけど、それは大まちがい、なの。シニア — 個別とか少人数レッスンを受け持ってるのがシニアのイントラなんだけど、シニア・メンバーだとビキニのSSがあたりまえで、150とか140とかのジュニア・サイズを着るのも普通なのね。ちなみにあたしは140サイズを愛用してるんだけど... Uくんだってそのほうが見てて嬉しいでしょ?」先だっての休憩時に続いて、僕は不意打ちに赤面して絶句してしまうばかりでした。すると先輩は、最後の付加疑問文に続いての、ちょっと面白がるような、ちょっと軟化して優しく諭すような口調で教えてくれました。「あのね... ウチのジムでは、男が女に、女が男に、惹かれ焦がれるのは全然よくないこととはされてないのね。Uくんが遠目にあたしのお尻を追って『たまんねぇ〜』とか思ってたとしてもかわいいなあと思うくらいで」うふふっと含み笑い。「でも、研修期間を終えてトレイニー、もし続けばプライマリー、セカンダリー、シニアって進んでいくとしたら、その人は男でも女でも、お客様がたの憧れの対象、そして頑張って獲得したいトロフィーみたいな存在にならなきゃいけないの。きみがまだそんなところまでやる気になってるかどうか分かんないけど... うん、やるんだったら早めに、最初っから本気でやっていくほうがいいからね...」そこで僕には、先輩がなんとなくぼやかしつつも言わんとしていることが分かったような気がしました。僕がE先輩とやりたくてやりたくてしょうがないように、多くの男性客がE先輩を同様の目で見ている。僕が美人ミセスFさんとやりたくてしょうがないように、Fさんもまた上級の男性インストラクターの誰かを同様の目で見ている。そんな土台があってこそ、この妙に閑静で利用客で混み合ってもいないジムは、各種の贅沢な仕様にお金を割き、気前が良すぎるくらいの人件費を割いているのです。「すみません、あの... ありがとうございます。僕、150サイズも1着買っといてみますね?」E先輩は一瞬キョトンとし、そして無邪気なスポーツ・ガール然としたかわいらしい笑顔で「よしよし、その意気!」と店棚のほうに僕を送り出してくれました。
(随時続く)



男の性を事務的にぞんざいに、でも実は内心、好意・遊び心満々で扱う —
スポーツ・インストラクターの女性ってそういう幻想を掻き立てますよね。
この作品での優希まことさんは
媚び媚びの気弱げな新人さんだったり、自信に溢れたお姉さんだったりと
SごころMごころ両方を満足させるえっちなインストラクターっぷり。
小品ながらいろいろ味わい深い傑作チャプタは
シャワー室で競泳ビキニの生徒くんを強引にイカせてしまうフェラ&手コキ。
言い訳がましく形ばかりの遠慮を見せる生徒くんを言葉少なにあしらいつつ
日常茶飯事のつまみ食いよろしくペニスを味わう好き者先生。
肩を超えて飛ぶザーメンに気弱げな青年の若オスの滾りがうかがえます。



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